1.貼り方を指定する
封筒には数種類の貼り方があります。まずは貼り方をお選びください。
センター貼り
縦型(和封筒)の定番です。
「手紙の書き方」などでは、大抵この貼り方の図が使われています。
当店では、図のポイントが左右中央になるのを基本としているため、貼りあわせの縁は3mmほど左側に寄るのがデフォルトです。(要望があれば中央にくるよう調整も可能です。ご相談ください)
ちなみに、ある程度なら横長も可能です。(製造課長曰く「チャンピオンベルトのような形」。展開図を見るとよくわかります)。
サイド貼り(左貼り)
縦型(和封筒)の貼り方です。
裏面からみて左側に貼り合わせがくるのが、左貼りです。そのうち、のりしろが内側に入るのが【左内貼り】、外側にくるのが【左外貼り】です。
当店ではサイド貼りなら、左貼りをデフォルトとしています。
サイド貼り(右貼り)
輪転機で大量に製造される、メーカー既成品は右貼りが多く見られます。
カマス貼り
横型(洋封筒)の貼り方です。
"叺"と書き、カタカナですが日本のことばです。底で二つ折りにし、両サイドを閉じたものをカマスといいます。
インサーター(自動封かん機)は主に、これにアラビアのりをつけたものに対応しています。
ダイヤモンド貼り
横型(洋封筒)の貼り方です。
四方から包むように貼り合わせる形状で、Eメールのアイコンなどにもよく用いられます。
この貼り方は、「サイズ合わせて同じ型を使いまわす」ことができないため、特殊なサイズをご希望の場合は、型代が必要になります。
該当するエキセン型のご用意がある場合はエキセン抜き(安価)、ない場合はトムソン[ビク]型をつくる方法にてお見積いたします。
特殊な形状
特殊な形状もいくつか対応しています。
下記は当店での通称で、他の呼ばれ方をしていることもあるようです。
シミュレーターで指定できない形状は、備考欄にてお伝えください。
チケット用封筒 …… 構造はカマス貼りと同じですが、袋部分が浅く、フタが大きい形状をしています。
葬式貼り …… センター貼り裏面の貼り合わせは、通常右側が上にかぶさりますが、逆にしたものです。
官庁貼り …… 底ののりしろが、裏側ではなく表側に重なります。