高精度web見積り依頼システム効率の良い面付けが一発で判明
印刷タイムス様が、弊社が仕組み化に成功したIoT化断裁機について誌面に掲載して下さいました。
(2019年3月30日号)
緑屋紙工株式会社では、封筒の見積り依頼がスピーディーに行える高精度web見積り依頼システム「封筒シミュレーター」を開発し、サービスの提供を開始している。
同システムは、あらゆる貼り方・サイズ・紙で封筒の見積り依頼が簡単にできるツール。
窓加工や口糊加工、印刷の条件や指定が細かく設定されているため、封筒の見積り依頼がスムーズに行えるもの。
インターネットがつながっているパソコンやスマートフォンがあれば、誰でも無料で利用できる。
原紙への割付も無料でシミュレーション可能
多くの印刷会社では、封筒の展開状態を印刷する際、「どのサイズの紙に、どのような割り付けを行えば効率的なのか分からない」といった悩みを持つケースがある。
例えば、長3で原紙が四六全判であれば、タテ目なら6丁付き、紙がヨコ目なら8丁付けられる。
紙の目が異なれば、同じサイズの紙であっても2丁の差が出る。
同システムを活用すれば、ロットの大きな案件であれば、6丁よりも8丁付いている方が紙代を抑えることができるといった計算がスピーディーに行えるため、利益率を高めることができる。
前述の通り、「封筒シミュレーター」はクリックするだけの簡単操作で割りの良い面付けパターンがシミュレーションできる点が大きな特徴となっている。
さらに、同システムでは実際の仕上がりイメージを確認しながらオリジナル封筒製作の見積りも無料で簡単に依頼できる。
入力する項目は以下の通り。
- 種類を選択(センター貼、カマス貼、ダイヤモンド貼、など6種)
- サイズを指定(頭・底も指定可)
- 窓を選択(透明・半透明、サイズ・場所も自由に設定可)
- 口糊を選択(4種)
- 紙を選択(300種以上)
- 印刷を指定
- 枚数を指定(100部~)
これらの7つのステップで、組み合わせした封筒の見積りがスピーディーに同社より回答される仕組みとなっている。
移動時間にスマートフォンから見積り依頼を出すことができるほか、得意先で要望を聞き、その場で同システムから見積り依頼を出すことも可能となる。
同システムで具体的に指定できる内容は以下の通り
貼り方
左貼(内貼り)、センター貼、カマス内貼り、カマス外貼り、チケット貼、ダイヤモンド貼などあらゆる貼り方が指定できる。
サイズ
長3・角A4など、よくある定型サイズ一覧からワンクリックで選べるほか、完全特注サイズなど、どのようなサイズの封筒でも見積り依頼が行える。
窓加工
1つの封筒に2つまで窓加工が指定することが可能。
展開図のイメージを見ながら希望の窓のサイズ・位置が指定できる。
口糊加工
口糊なし、または両面テープ、グラシンテープ、アドヘアから選択が可能(アラビアは縦型封筒では表示されない貼り方で「カマス貼」を指定した際に選択肢として表示される)。
紙の指定
紙の種類をクリックするだけで選べる。
紙の手配を同社に依頼する場合はスムーズに紙が指定できるように「定番の紙」「クラフト」「上質紙」「色上質」「透けにくい紙」とニーズの高い紙をクリックだけで指定が可能。
定番の紙をはじめ、合計300種類以上の紙がワンクリックで指定できる。
紙を用意するパターンでも簡単に指定できるほか、依頼者側で原紙や刷本を用意(支給)の場合も「封筒シミュレーター」の便利な割付計算ツールが利用できる。
さらに同社では印刷の有無の指定も行え、印刷を依頼する場合は封筒の表・裏・内側ごとに色の指定が可能となる。
「当社ではお客様が封との見積り依頼をスムーズに行えるためのツール『封筒シミュレーター』を当社代表取締役の薮野が自社開発し、運用していました。
これまでのものがフラッシュ版だったので、各ブラウザ、スマホやタブレットにも対応可能なHTML5版でリニューアルし、昨年10月中旬からサービスの提供を開始しました。
印刷物の中でも封筒は仕様が特に細かく、内容によって見積り金額が違うため、見積りの段階で項目漏れが発生するといった課題を抱えていましたが、このツールを使えばそれらの課題が解決できます。
見積り内容を入力すれば、その場で金額は出ませんが、当社のスタッフが入力された内容をもとに金額を計算してメールで回答をします。
割付計算ツールを使えば無駄なく発注できるようになります。
操作も簡単でスマートフォンにも対応しているため、移動時間を使って作業が行えます。
最短5分ほどで必要な項目が入力できるほか、オーダーメイドの封筒についても簡単に仕上がりイメージが作成できます。
サービスの提供を開始して以来、便利なツールとの評価を得て見積り依頼も増えてきました。」と上崎裕幸氏は手応えを示す。
なお、高精度web見積り依頼システム「封筒シミュレーター」は5月31日から開催される「JP2019・ICTと印刷展」で披露される。