■封筒工房通信 Vol.71(2025.09)

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加工紹介

今回の加工紹介は【テトラ型紙パッケージ】についてご紹介いたします。

【動画での説明はこちら】

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テトラ型(三角錐)の紙パッケージ

テトラとは三角の四面体で構成された立体です。
分かりやすい例としてはピラミッドやテント、昔の牛乳パックなどがイメージつきやすいかと思います。
このようなパッケージをテトラパックと呼ぶ由来は「テトラパック」というスウェーデンの企業が1952年に開発し、低コストで資源を無駄なく利用できるパッケージということで使われました。
本来のテトラパックは光や酵素から中身を保護するため板紙にポリエチレンやアルミ層が貼り合わされていますが今回ご紹介しているテトラ型封筒はあくまで封筒なので製袋可能な紙素材を使用しており食品を直接入れたりするものではありません。

形状が同じ三角錐ではありますがテトラパック社が開発したパッケージとは別ものとなっています

  • 膨らませる前はこの状態
  • このようにフタを広げると
  • テトラ型(三角錐)になります
お菓子や小物を入れるパッケージとして

こちらは二次包装でこんぺいとうを入れるパッケージとして製作しました。蝋引きした晒クラフトを使っています。
蝋の染み込んだ紙は耐油性もあり、味のある質感に仕上がっています。

リボンや紐で結んだりと様々なデコレーションを楽しむことも出来ます。

詳しい説明は封筒工房の製作事例もご覧ください

封筒屋通信2025年9月号のご案内

通信サンプル9月
今月の封筒屋通信は 【奉書紙白青】 を紹介させて頂きます。

弊社で以前から「奉書紙」として取り扱っていた銘柄が廃盤に伴い、新しい奉書紙として、こちらの【奉書紙白青】をご紹介させて頂きます。

【奉書紙白青】は起毛感は控えめながらも、質感の良さが特特的で、毛羽立ちは少なくさらっとした、温かみのある手触りになっています。

今回は新しい奉書紙を使って、ポチ袋を作成しました。
ポチ袋のようなカジュアルな商品から、冠婚葬祭のようなフォーマルな場にも、奉書紙は様々な場面で重宝される紙になっております。

封筒屋通信2025年09月号はこちら

おわりのことば

いつも封筒屋通信をお読みいただき、ありがとうございます。

辰巳

緑屋紙工の辰巳です。

この9月14日の休日に遅ればせながら関西万博に行ってきました。
人、人、人で人生でこれだけの人間の密集地に行ったことはない気がします。
この関西万博の象徴とも言えるのが大屋根リングはギネスでも認定されている世界最大の木造建築物となっています。
日本の神社仏閣などの建築で伝統的に使われている「貫(ぬき)」という工法が用いられ、これは柱の穴に梁を通して格子状に組み立てる工法となっています。
あくまで博覧会期間中の仮設建築物としての大屋根リングですが何とか閉幕後も残せないかと議論が繰り広げられていました。
結果、200mだけですが都市公園として残す方針となっています。
現実的な問題としては改修・管理費用の問題もあるため簡単ではありませんがこの大屋根リングがどのような形で残るかによって負の遺産として残るか、憩いの場所として良い記憶で残るのか問われています。

内原

緑屋紙工の内原です。

9月も終わりに差し掛かり、だいぶ過ごしやすい季節になってきました。朝晩と冷える日も多くなると思いますので、皆様お身体お気を付けてお過ごし下さい。

先日、奈良の神社巡りに行っていきました。
私は奈良県の出身で、今でも奈良に住んでいることもあって、ちょくちょく神社やお寺には行く機会があるのですが ゆっくりと時間を掛けて見て回ったことはないなと感じ、今更ながらに有名どころの東大寺を巡ってきました(笑)

のんびり見て回っていると、初めて見るスポットや意外な歴史を知ることが出来たりと、 それなりの発見があり、単純に広いだけかもしれませんが、1日があっという間に過ぎてしまっていました。
(東大寺の寺域の広さは、東京ドーム約14.5個分!)

身近にあるものでも、改めて見てみると知らないことがたくさん見つかったりと、 そうした発見が見つかるように、これからもいろいろな場所に訪れてみたいと思います。