■封筒工房通信 Vol.62(2024.12)

★このメールは、以前に弊社営業担当とお名刺交換させて頂いた方、弊社サイトより封筒展開図テンプレート等をダウンロード頂いた方へお送りしております。
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加工紹介

今回の加工紹介は【点字/切り欠き加工の封筒】についてご紹介いたします。
【動画での説明はこちら】

説明動画

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点字について

点字はユニバーサルデザインの浸透、普及でエレベーターや自動販売機のボタンなどだけでなく缶ビールやシャンプーの容器などあらゆるパッケージ類にも使われるようになっています。

封筒にも点字は使用されており、弊社でも点字付きの封筒を作成しています。
弊社で対応させていただいている点字はプレスにより行っており発泡インキや感熱性発泡紙は使用しておりませんので通常の紙としてリサイクル可能です。
紙によって厚さや硬さが異なりますので使用する紙や点字の位置、内容によって点字がつぶれたり、紙にシワが入ってしまうなどの不具合が起こる可能性があります。
そのためご発注時には校正・テストをお勧めさせていただいております。

点字は平面から盛り上がった点により文字数字を表現しています。
6つの点で表現するブライユ式点字が主に使われています。

封筒に点字を入れる際は封筒にしてから入れる方法と製袋前(封筒にする前)に入れる方法とがあります。
封筒にしてから点字加工をする場合は点字の圧で点字を入れる面の裏面まで点字の跡がついてしまいますが点字の凹凸はくっきりと出やすく、読み取りやすい加工方法ですが問題点もあります。

↑表面から見た状態ですと問題ありませんが、裏面から見ると点字加工が貫通しています。


一方、封筒にする前に平判で点字を入れる場合は裏面には貫通せずに必要な面にのみ点字を加工出来ますが点字の高さはこちらの方が出にくくなっています。

↑上記写真のように先に点字加工してから製袋にかけます。そのため製袋の圧で点字の凹凸が潰れる可能性があります。
紙の硬さや厚さによっても変わりますが点字の凹凸が少ないと読み取りにくくなりますので注意が必要です。


切り欠き加工について

切り欠き加工とは封筒の端に半円の小さな切込みを開けておく加工です。
切り欠き加工の先には音声コードの読み取りがあり、目の不自由なかたが音声コードを利用しやすいように加工しています。
年齢や性別、障害の有無に関わらず誰もが使いやすいようにというユニバーサルデザインの考えに基づいた加工になっています。

↑切り欠き加工は封筒に製袋してから半円の穴を開けることも出来ますので穴はきれいに揃って抜かれています。

詳しい説明は封筒工房の製作事例をご覧ください

展示会出展のご報告

今年も様々な展示会に出展させて頂きました。弊社、ブースにお越し下さった皆様、誠にありがとうございました。
2025年もよりパワーアップして皆様のお役に立てるような、新しい商品・商材をご紹介させて頂きます!

【展示会出展予定】

①2025年1月22日(水)~23日(木)に愛知県のポートメッセ名古屋で開催されます【光文堂PrintDoors2025】に出展予定です。

最新鋭の印刷機材や資材が集まる大規模な展示会になっております。
普段あまりお会いできないお客様に弊社の魅力をお伝えさせて頂ければと思っておりますので、ぜひ弊社ブースにお越しください!

詳しくはこちらのページをご覧ください

②2025年2月13日(木)~14日(金)に大阪府の梅田サウスホールで開催されます【モトヤコラボレーションフェア2025】に出展予定です。

今回は「創注×省力化×環境=コラボレーション」をテーマに印刷業界の活性化に繋がる展示会になっております。
弊社も様々な新商材をご紹介させて頂きます。ご説明だけでなく、ブースで実際の商品を手にとってその魅力を感じて下さい!

詳しくはこちらのページをご覧ください

封筒屋通信2024年12月号のご案内

通信サンプル12月号
今月の封筒屋通信は 【OKメタルスウィート】 という用紙を紹介させて頂きます。

こちらの用紙はレイド模様が特徴の「OKミューズバナナ」に片面パール加工を施した用紙になっております。
レイド模様とパールが相まって、とても上品なイメージを与えてくれる一枚になっています。
特別感をイメージした封筒や商品パッケージの用紙としても使用できる、とても使い勝手の良い用紙ではないでしょうか。

今回の封筒サンプルはレターセットを作成いたしました。
シンプルなデザインのレターセットも、使用する用紙ひとつでとても雰囲気のある一品に仕上がります。
封筒以外にも、こうした便箋と合わせたレターセットも作成できますのでお気軽にご相談ください!

通信サンプル12月号

封筒屋通信2024年12月号はこちら

おわりのことば

いつも封筒屋通信をお読みいただき、ありがとうございます。

辰巳

緑屋紙工の辰巳です。
今年もあと数日で終わってしまいますね。
2024年は石川県能登の大地震、羽田の日航機事故から始まり、パリ五輪、トランプ氏暗殺未遂、米英フーシ派攻撃など様々な事がありました。

今年最後に私が毎年正月になると気付かずに恥をかいていた間違いを一つ告白させていただきます。
新年の挨拶として私は長年「新年あけましておめでとうございます」と言い続けてきました。
しかし、実は「新年」と「あけまして」が同じ意味で重複しており誤った日本語である事を最近知りました。
来年からは正しい挨拶をさせていただきたいと思います。

最後に今年も本当にお世話になりありがとうございました。
インフルエンザなども流行っておりますので皆様、くれぐれもご自愛の上良い年の瀬をおすごしください。

内原

緑屋紙工の内原です。
今年も残すところあと数日となりました。
いっきに寒くなったせいか、今年はインフルエンザの流行がすさまじいと感じます。年末の慌ただしい時ではありますが、お身体に気を付けて1年を締めくくりましょう。

年末年始になると様々な恒例行事があるかと思います。大掃除にはじまり、お正月に初詣、テレビ番組やスポーツイベントなど様々なものがありますが、私は「年越しそば」を楽しみにしています(笑)
年越しそばと名がついていますが、大晦日の内に食べ終われば何時食べても良いものだそうです。
ただ、年越しそばには、「1年の厄災や苦労を切り捨てて翌年に持ち越さない」という厄払いの意味合いもあるので、年が明けてから食べるのは良くないとされています。(そばは他の麺類に比べ切れやすく、悪いものと縁を切るという意味だそうです)

厄払い以外にも、長寿祈願や運気上昇などの願いも込められた縁起食でもあります。
皆さんも1年を振り返り、新しい年がいい年になるように願いつつ、年越しそばを食べてみてはいかがでしょうか。  

最期になりましたが、今年も1年間メールマガジンをお読み頂き誠にありがとうございました。来年も変わらぬご愛読をいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。