制作事例

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【保存・保護用紙】AFプロテクトHを使った封筒

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今回の加工紹介は保存・保護用紙であるAFプロテクトHを使った封筒についてご紹介いたします。
【動画での説明はこちら】
説明動画
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保存・保護に適した弱アルカリ性のAFプロテクトH

このAFプロテクトは強い酸性物質から内容物を保護する弱アルカリ性(pH7.5~10)のバリアペーパーです。
大量の資料・書物を保管している図書館の保存封筒にも採用されています。

紙の酸性紙、中性紙とは

洋紙は製紙工程でインクの滲み止めの定着剤として硫酸アルミニウムが使用される紙を酸性紙と呼びます。
この硫酸アルミニウムが加水分解して硫酸を生じるため紙を酸性にし、紙の劣化を進めてしまいます。
このような理由から酸性の洋紙は製造から50年~100年で崩れてしまいます。
その問題を解決させるために中性や塩基性の滲み止めを塗布して製造した紙を中性紙と呼びます。
中性紙は酸性紙の3倍以上の年数保持が出来ます。
現在は中性紙が一般的になってきていますがその中でも弱アルカリ性で保存に適した紙がAFプロテクトです。
また、新聞や雑誌などの長期間保存を必要としない印刷物では今でも酸性紙が使用されています。


劣化した紙のイメージ図

AFプロテクトHの用途例

・図書館、博物館、美術館などで貴重な図書や文書、絵画、記録写真などの保護用袋として
・大切なコレクションを保管するために
・額縁の裏板の合板は酸性物質を出すためその緩衝材として

みどりん
みどりん
紙は製法によっては非常に長持ちします。
化学薬品を一切使っていない和紙原料100%の和紙などは1000年もつとも言われています。
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