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紙目とは何か
紙目とは紙の繊維の向きのことです。紙を作るときに製造機の中で紙が流れていく方向に向かって繊維が揃うため紙目ができます。
紙目(繊維方向)に沿っていれば折りやすく、逆に紙目と垂直な方向には折りにくく、折り目に背割れや皺が起こりやすくなります。
同じサイズの紙であっても紙目の方向によって縦目、横目という呼び方をします。
縦目(T目)と横目(Y目)の違い
平判の原紙には紙ごとの規格があります。例えばハトロン判(900×1200)、四六判(788×1091)、菊判(636×939)などです。どの規格の紙も平判の原紙状態では長方形になっており短辺と長辺があります。
この長辺に紙目が沿っている場合を「縦目」、短辺に紙目が沿っている場合を「横目」と言います。
封筒においての紙目
紙を加工して製造する封筒にも当然ながら紙目があります。では、封筒の紙目はどちら向きが一般的なのでしょうか?
縦型封筒(センター貼/サイド貼)
洋型封筒(カマス貼)
ただし、カマス貼りの場合は例外として紙が130g/㎡以上と非常に厚い場合のみ横方向に紙目がくる方が加工しやすいです
逆目の製袋
では逆目では封筒を作れないの?と問われると実際は逆目でも封筒は作れます。紙によっては縦目しか規格がない紙、横目しかない紙がありますので「この紙目でしか加工出来ません!」
と言ってしまうと面付のとりが非常に悪くなり紙の必要枚数が倍になってしまうこともあります。 また、レイドなどの模様がある紙は紙目通りにしか加工出来なければデザイン性が制限されてしまいます。
そのため弊社では基本は紙目を縦目に合わせつつも柔軟に逆目でも対応するようにしています。
みどりん
フタに垂直の紙目の方が封筒を作りやすいだけでなくフタを開けやすいという長所もあります。