制作事例

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点字/音声コードの封筒

今回の加工紹介は【点字/切り欠き加工の封筒】についてご紹介いたします。

【動画での説明はこちら】
説明動画

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点字について

点字はユニバーサルデザインの浸透、普及でエレベーターや自動販売機のボタンなどだけでなく缶ビールやシャンプーの容器などあらゆるパッケージ類にも使われるようになっています。
封筒にも点字は使用されており、弊社でも点字付きの封筒を作成しています。

弊社で対応させていただいている点字はプレスにより行っており発泡インキや感熱性発泡紙は使用しておりませんので通常の紙としてリサイクル可能です。
紙によって厚さや硬さが異なりますので使用する紙や点字の位置、内容によって点字がつぶれたり、紙にシワが入ってしまうなどの不具合が起こる可能性があります。
そのためご発注時には校正・テストをお勧めさせていただいております。


点字は平面から盛り上がった点により文字数字を表現しています。
6つの点で表現するブライユ式点字が主に使われています。

点字 点字 点字


封筒に点字を入れる際は封筒にしてから入れる方法と製袋前(封筒にする前)に入れる方法とがあります。

封筒にしてから点字加工をする場合は点字の圧で点字を入れる面の裏面まで点字の跡がついてしまいますが点字の凹凸はくっきりと出やすく、読み取りやすい加工方法ですが問題点もあります。

点字 点字
 ↑左図は表面から見た状態です。表面は問題ありませんが ↑右図のように点字加工が裏面にも貫通しています


一方、封筒にする前に平判で点字を入れる場合は裏面には貫通せずに必要な面にのみ点字を加工出来ますが点字の高さはこちらの方が出にくくなっています。

点字
↑上記写真のように先に点字加工してから製袋にかけます。そのため製袋の圧で点字の凹凸が潰れる可能性があります。
紙の硬さや厚さによっても変わりますが点字の凹凸が少ないと読み取りにくくなりますので注意が必要です。



切り欠き加工について

切り欠き加工とは封筒の端に半円の小さな切込みを開けておく加工です。
切り欠き加工の先には音声コードの読み取りがあり、目の不自由なかたが音声コードを利用しやすいように加工しています。
年齢や性別、障害の有無に関わらず誰もが使いやすいようにというユニバーサルデザインの考えに基づいた加工になっています。


↑切り欠き加工は封筒に製袋してから半円の穴を開けることも出来ますので穴はきれいに揃って抜かれています。


みどりん
みどりん
高齢化社会に向けてユニバーサルデザインの必要性は増してきそうです
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