↑こちらをクリックしていただけましたら動画へ飛びます
御守袋
神社でよく使われる封筒としてまず御守袋があります。
御守のサイズにもよりますがおよそポチ袋から長形封筒くらいのサイズが多いかと思います。
フタがあるタイプとフタがないタイプがあり、フタがない場合は口を開けやすくするために半円のツメ抜き穴を開けたりもします。
この半円のツメ抜き穴はトムソンの木型を作らなくても弊社にある型でフタのどの位置にでも開けることが出来ます。
よく使用する紙質としては
・コストを抑えたい場合は上質紙など。
・薄めの紙、ツルツルした触感をお求めの場合は純白ロールなど。
といったように白系の紙を使うことが多いですね。
↑指をひっかけて口を開きやすいように半円の穴を開けています
お札袋
次にお札を入れる封筒です。
こちらは御守袋に比べると横幅に対してタテ方向の天地寸法が細長いことが多く天地寸法が300mmを超えるものもよく依頼されます。
御守袋と同様半円のツメ抜きを開ける場合もあります。
神社用封筒によくある『上』の意味
神社用の封筒の正面によく『上』と書かれているのをご存じでしょうか?
一般的には目上のかたへ物を奉る際に使うのですが神社の場合は“御神前に奉ったもの”
つまり神様に願い事を伝えた印として使われています。
朱色で印されているのは朱色は魔除けの色であるとされているため中に入れたお守りやお札を穢れから守るためとされています。
紙垂・切麻・人形
神社で使われる紙製品は封筒以外にも紙垂・切麻・人形といった様々な紙製品がありますのでそれらを少しだけご紹介させていただきます
紙垂
「しで」と読みます。
悪いものを寄せ付けないためにつけます。
神社のしめ縄や玉串、神棚やお正月の飾りなどでも見ることが出来ます。
切麻
「きりぬさ」と読みます。
祭祀の際にお祓い使われます。
麻や紙を正方形に裁ち、米と混ぜて木升や唐櫃に入れておきます。
祈祷などの途中で紙吹雪のように撒くことで祓い清めます。
人形
「ひとがた」と読みます。形代、撫物とも呼ばれます。
紙で作った人形に名前と年齢を書き、身体を撫でて息を3回吹きかけることで自分の穢れを人形に移して清めてくれます。