半透明の紙
昨今、SDGsに取り組む企業も多くPPやPETの代替品として透ける紙はないかと相談されることがあります。 紙という素材の性質上透けるものは非常に少なく、加工が難しかったり高価な紙が多いのですが紙の質感を残しつつ半透明にほんのり透けるという不思議な魅力にデザイナー人気も高く以前から問い合わせの多いテーマと言えます。半透明の紙の種類
【トレーシングペーパー】 透明な紙の代名詞と言えます。非常に硬い紙でそれが味でもありますが折り箇所の罫割れなどが起こりやすい紙です。 |
【SUKEKAKE】 主原料に木材パルプを使用し筆記適性、印刷適性に優れ、通常の製袋が可能な使いやすい紙です。 |
【グラシン紙】 透明度が高く光沢があります。非常に薄いのが特徴で印刷、加工するのが非常に難しい紙です。 ↑こちらをクリックしていただけましたら動画へ飛びます |
【蝋引き加工】 インキや糊の適性が悪くなるなど汎用性が無くなりますがそれを補って余りある長所として蝋引き特有の独特の触感、アンティークさがあります。 |
【プラレスペーパーCoC】 最大の特徴は耐水性です。透けることを目的とした紙ではありませんが規格の中で薄い60gは透け感もあります。 |
紙製クリアファイル
上記の紙などを使い半透明の紙製クリアファイルの作成も可能です。 写真は「SUKEKAKE」を使った紙製ファイルです。 「SUKEKAKE」はトレーシングペーパーやグラシン紙ほどの透け感はありませんが印刷適性、加工適正に優れており使いやすい紙と言えます。みどりん
一言に透ける紙といっても様々な種類があります。それぞれに違う持ち味がありますね。