■封筒工房通信 Vol.81(2026.07)
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加工紹介
今回の加工紹介は【封筒裏面への窓加工(裏窓)】についてご紹介いたします。 通常、封筒の表面(フタを折った時にフタが回らない面)に窓加工を行いますが封筒裏面(フタを折った時にフタが回る面)に窓加工も出来ます。
【動画での説明はこちら】
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DMにおける裏窓加工のメリット
1. 開封率を劇的に上げる「ティーザー(焦らし)効果」
人は封筒を開ける際、必ず裏面(封の綴じ目)を見ます。その開ける瞬間に、裏窓から中身の一部がチラッと見えていると、強烈な好奇心を刺激されます。
窓から見せる言葉の例: 「中身をご確認ください」「〇〇様へ特別なお知らせ」「期間限定〇〇%OFF」など
あえて中身を「全部見せない」ことで、「何が書かれているのだろう?」と開けたくなる心理(ティーザー効果)を引き出すことができます。
2. 顧客ごとに「パーソナライズされた情報」を見せられる
中に入れる書類(チラシや案内状)に印字するデータを変えれば、一人ひとりに合わせた情報を窓から見せることができます。
例: 窓から「現在のお客様の保有ポイント:5,000pt(今月末で失効)」と見せる。
封筒自体に個別の情報を印刷するのはコストがかかりますが、中の書類の印字を変えるだけであれば、システム上で簡単に対応でき、顧客の「自分事」として捉えさせる効果が高まります。
3. 他社のDMと差別化できる(目立つ)
一般的なDMは「表面に宛名用の窓があるだけ」か「全面が透明なビニール封筒(OPP封筒)」のどちらかが大半です。
裏面に窓がある紙の封筒は珍しいため、他の郵便物に紛れても違和感があり、手に取ってもらいやすくなります。
・窓の形での遊び
DMの場合、窓の形は四角形である必要はありません。丸型、星型、商品の形などに窓をくり抜くことで、さらにデザイン性を高めることができます(※ただし抜き型の特注コストがかかります)。
総じて、裏窓封筒は「思わず開けたくなる仕掛け」を作るための強力なツールとして、DMにおいて非常に有効な選択肢です。
業務効率化での裏窓のメリット
封筒の裏側(差出人情報を記載する面)に窓がついている「裏窓封筒」には、主にビジネスにおける業務効率化やコスト削減の面でもメリットがあります。
主なメリットは以下の通りです。
1. 差出人情報の印刷コスト・手間の削減
最大のメリットは、封筒自体に自社の社名、住所、部署名などの差出人情報を印刷する必要がなくなることです。
中身の書類(請求書や案内状など)に印字された差出人情報がそのまま窓から見える仕組みになっているため、白紙の窓付き封筒を購入するだけで済みます。
2. 複数部署・拠点での共通利用(汎用性)
- 差出人が印刷されていないため、一つの封筒を全社で共有することができます。
- 複数の支店や営業所がある
- 部署ごとに差出人名を変えて送付したい
- 複数のグループ会社で発送業務を一括で行っている
このような場合でも、それぞれの拠点や部署ごとに専用の封筒を作成・保管する必要がなくなり、在庫管理が非常にシンプルになります。
大量発注によるコストダウンも狙いやすくなります。
3. 住所変更や組織改編への柔軟な対応
オフィスの移転で住所が変わったり、組織改編で部署名が変わったりした場合、通常であれば旧情報が印刷された封筒は廃棄(ロス)となってしまいます。
裏窓封筒であれば、中身の書類のフォーマット(システムやWord等の印字データ)を書き換えるだけで即座に対応できるため、封筒の無駄な廃棄をゼロに抑えることができます。
4. 封入ミス(取り違え)の防止
表窓(宛名)と裏窓(差出人)の両方に窓がある封筒(両窓封筒)を利用する場合、「誰宛ての書類か」だけでなく「どの部署・担当者が発行した書類か」も外から一目で確認できます。これにより、発送時の仕分けや確認作業がスムーズになります。
詳しい説明は封筒工房の製作事例もご覧ください
【展示会出展予定】
【パッケージ展2026】2026年8月4日(火)~5日(水)に大阪府の大阪産業創造館で開催されます。パッケージ展2026に出展いたします。
パッケージは、商品の価値や特徴を視覚的に伝え、お客様が商品を選ぶ際に大きな影響を与える重要な要素です。
そこには、商品を保護・保存し、その特徴を視覚的に伝える「機能的な役割」と、お客様の感情に訴えかけ、購買意欲を刺激する「情緒的な役割」の双方が求められます。
今回の展示会では、弊社の加工技術とアイディアが詰まった、「こんなの欲しかった!」と感じて頂ける商品パッケージをご用意しておりますので、ぜひ弊社ブースでご覧になってください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
封筒屋通信2026年7月号のご案内
通信サンプル7月号
今月の封筒屋通信は、キラキラ輝く光沢のある用紙をご紹介いたします。
【スタードリームFS】
両面にメタリックなパール加工が施された用紙です。カラーバリエーションが豊富で、淡いトーンから深みのある色合いまで、さまざまな表情の光沢感をお楽しみいただけます。
【ペルーラ】
ほのかなパール加工が美しい、パール紙を代表する人気の1枚です。白を基調としたカラー展開が、上品で洗練された雰囲気をより一層引き立てます。
今月はこれらの用紙を使って、三角窓がついた「テトラ型封筒」を作成しました!
テトラ型に窓を取り付けるだけでガラリと表情が変わり、新しい使い道やデザインのアイデアが広がる仕上がりになっています。

おわりのことば
いつも封筒屋通信をお読みいただき、ありがとうございます。
緑屋紙工の辰巳です。
紙や印刷関係の仕事をしていると紙を折るということは日常的です。
では今日は紙を半分に折りたたんでいくとどうなるかという話をしようと思います。
A4サイズのコピー用紙で実践していくと皆さん何回2つ折り出来ますか?
おそらく7回程度しか折れないのではないでしょうか?
仮に紙の厚さが0.1mmとして1回折ると0.2mm、3回折ると0.4mmといった風に1回折るごとに倍になっていきます。
この理屈で7回折ると厚さ12.8mmとなってしまいます。
しかも長さは半分になっていくので7,8回も折ればそれは折った紙ではなくただの紙の塊のようになります。
実際にギネス認定されている記録は13回折りで全長4kmmのトイレットペーパーを使って達成しています。
このように現実的に用意出来る中で薄くて長い紙を使ったとしても13回しか折れないわけですが
もし26回折ると理論的には富士山の高さを越え、42回折ると月にも届くということになります。
勿論理論上の話であって実現は不可能ですがこうして考えると面白い話だと思いました。
緑屋紙工の内原です。
7月も終わりに差し掛かりましたが、まだまだ酷暑が続いています。皆様、体調にはお気をつけてお過ごしください。
先日、鳥取県を訪れました。砂丘の絶景や遊覧船での海岸ツアーなど、様々なアクティビティを楽しんだのですが、とりわけ印象に残っているのは道中のタクシーの運転手さんとの会話です。
実は鳥取県は「しゃぶしゃぶ発祥の地(元祖)」の一つなんだとか。
ルーツは中国の羊肉鍋「刷羊肉(シュワヤンロウ)」。
当時日本では羊肉の入手が難しかったことから牛肉で代用し、「牛肉のすすぎ鍋」として親しまれたようです。
ただ観光を楽しむだけでなく、こうした思いがけない歴史や物語に出会えるのも旅の楽しさですね。次にしゃぶしゃぶをいただく時は、鳥取の風景を思い出してしまいそうです。



