ニュース

news

■封筒工房通信 Vol.56(2024.6)

★このメールは、以前に弊社営業担当とお名刺交換させて頂いた方、弊社サイトより封筒展開図テンプレート等をダウンロード頂いた方へお送りしております。
今後メール配信が不要な方はお手数ですがメール下部の配信解除フォームより配信解除をお願いいたします。

加工紹介

今回の加工紹介は【封筒によく使う紙のご紹介 コート/純白/未晒/片艶晒 】についてご紹介いたします。
【動画での説明はこちら】

説明動画

↑こちらをクリックしていただけましたら動画へ飛びます


コート紙

コート紙の特徴は塗工紙であるため光沢があり印刷色の再現性が高く発色が良いことです。
そのため写真などの印刷柄に適しており、パンフレットやチラシなどによく使われています。
デメリットとしては筆記や押印に不向きで糊付きも悪い点です。
封筒にもよく使われる紙ではありますが上質やクラフトに比べて少し加工しにくい部類といえます。

よく使われる封筒の用途:
申し込み袋/花の種袋/チケット封筒/缶バッジ袋/トレーディングカード袋 

  • コート紙に印刷したもの

    コート紙に印刷したもの

  • 上質紙に印刷したもの

    上質紙に印刷したもの


純白ロール

純白ロールの特徴は封筒としては薄めの紙厚と表面がツルツル、裏面がザラザラの表裏で異なる紙質です。
白い紙の包装用紙としてよく使われますが封筒としては神社の袋や薬袋でよく使用します。
紙厚は50~65g程度の純白ロールとしては厚めのものを使って袋にします。

よく使われる封筒の用途:神社用袋/薬袋

純白ロール
未晒クラフト

一般的な封筒でよく見る黄色っぽいクラフトよりも濃い茶色のクラフト紙です。
針葉樹を原料としており繊維が長く、印刷用紙に比べて強度のある包装紙になります。
強度があるので角底袋などのようにマチがあって少し重みのあるものを入れる袋にも使えます。
薬品によって紙を漂白する度合いによって未晒クラフト、半晒クラフト、晒クラフトといったように白さが変わります。
未晒クラフトは漂白薬剤で晒していないクラフトになります。
この天然の茶色さを活かして単色の印刷や活版、蝋引きなどとデザインの相性が良く自然素材のレトロな雰囲気を出せます。

よく使われる封筒の用途:紙製パッケージ/雑貨包装袋/手提袋/角底袋/ガゼット袋

  • プチ袋・未晒クラフト
  • 未晒クラフトと半晒クラフト

    左が未晒クラフト、右が半晒クラフト

詳しい説明は封筒工房の制作事例をご確認下さい。

封筒屋通信2024年6月号のご案内

通信サンプル6月号
今月の封筒屋通信は 【撥水ラップ】【プラレスペーパーCoC】 のご紹介になります。

【撥水ラップ】
まず撥水ラップは、その名の通り高い撥水性が特徴のクラフト用紙になっております。
用途例としましては、雨などで水に濡れると困ってしまう契約書や請求書など大事な書類を入れる封筒などに使用されています。
撥水性に加えて、強度も強く、印刷の適性も優れており、封筒以外にパッケージとしての用途でもお使い頂いております。
※水に長時間触れている、もしくは大量の水に触れている部分は、性能を発揮しない場合があります。

【プラレスペーパーCoC】
次にプラレスペーパーCoCは、先ほどご紹介した撥水ラップ以上の完全な耐水紙となっており、水に濡れても破れにくい用紙です。
結露が起こりやすい場所、水に触れる機会が多い場所で使う用紙や包装材としてとても重宝されております。

今回はこの用紙で種袋を製作しました。種袋は中の種がこぼれないように、封筒の端を折り込んだ作りになっております。
種以外にも細かなものを入れる袋としても役に立つ加工ではないでしょうか。

通信サンプル6月号

封筒屋通信2024年6月号はこちら

おわりの言葉

いつも封筒屋通信をお読みいただき、ありがとうございます。

辰巳

緑屋紙工の辰巳です。

緑屋紙工の辰巳です。
この7月から20年ぶりに新紙幣が発行される件についてのお話です。
7月からの新紙幣のデザインは一万円札に渋沢栄一、五千円札に津田梅子、千円札に北里柴三郎となっています。

今回採用された三人ですが日本の近代化の創造者と称される渋沢栄一は江戸末期に農民から武士に取り立てられ、パリの万国博覧会や欧州諸国を回り明治維新後は造幣、戸籍、出納などの政策で国作りに携わります。
その後は第一国立銀行、東京証券取引所などを設立し生涯に500を超える企業に関わったとされる人物です。

五千円札の津田梅子は女子英学塾(現、津田塾大学)の創設者で日本最初の女子留学生として岩倉遣外使節団に随行し、
帰国後は欧米の学術雑誌に論文が掲載された最初の日本人女性となり女子英学塾を創設するなど生涯を女性の地位向上と女子高等教育に尽くしました。

千円札の北里柴三郎は近代日本医学の父と呼ばれる人物です。
破傷風菌の純粋培養、ペスト菌の発見、血清療法の確立など細菌学の分野で多大な功績を上げ、志賀潔、野口英世など優秀な後進の育成にも努め、
日本近代医学の黎明期に予防医学の礎を築いた人物です。

紙幣に選ばれる基準ですがまず、国民が広く知っている人物であること、国のために役立つことをした人物であることです。
それに加え、偽造を防ぐ為になるべく精密な写真、肖像画を手に入れられることも重要です。
明治以降の人物が選ばれやすいのはそのためですね。
皺や髭があると良いのも偽造を防ぐためで樋口一葉などは若い頃の写真を使っているので製造が難しかったそうです。
最近では後年になってから批判される可能性を避けて政治家を選ばず文化人が選ばれるようになりました。
紙幣のデザインにも様々な理由があるのですね。

内原

緑屋紙工の内原です。

早いもので今年ももう6月も終わりに差し掛かりました。
連日、真夏のような蒸し暑さが続いていますが皆さん熱中症などには十分お気をつけ下さい。

お酒好きの私はこうも暑い日が続くと、よりいっそう生ビールが美味しく感じるようになります。
ついついビールが進んでしまう季節ですが、反面これ以上お腹回りが大きくなるのは避けたいものです。(笑)

そこで、「ビール腹」にならない呑み方はないものかと調べてみると、実際のところビールそのもので太るということはあまりないようです。
アルコール由来のカロリーは身体に蓄積されず、優先的に分解されるので直接太ることには繋がりにくいようです。もちろん、脂肪のもとになる糖質はビールにも含まれていますが、ご飯やパンに比べるとかなり低い量になっています。 では、なぜビール腹と言われるのかというと、このアルコール由来のカロリーが消費されている間、食事によって摂取したカロリーは消費待ちの状態になってしまい、お酒を飲めば飲むほど、他のカロリーが消費されず脂肪として蓄積されていってしまうようです。
結局のところ、お酒を呑みながらの食事が、通常の食事より脂肪が付きやすくなってしまうという事のようです。
酒とおつまみはなかなか切り離しがたいのですが、これからは少しはカロリーを考えた食事を心がけようと思います。。  

タイトルとURLをコピーしました